ダイバーシティ推進の取り組みについて
●ダイバーシティの推進
基本方針
第5次中期経営計画『Go forward with Our Region』(2022.4~2025.3)における“環境変化に打ち勝ち、地域とともに成長・発展していくこと”を目指すための重点施策の一つとして、「ウェルビーイングのある働き方の実現」を掲げています。
計画中の3年間は、「ライフステージに応じたワークライフバランスの充実につながる仕組みづくり」、「柔軟な働き方につながる制度の整備」等により、多様な人財が活躍できる職場環境づくりを進めていきます。
推進体制
基本方針およびめざす姿の実現を支えるため、多様な個性を持った従業員が高い意欲を持ち、仕事に対する考え方や多様性を認め合い、その能力がフルに発揮される組織づくりに取り組んでいます。
●女性活躍の推進
北陸銀行で働く女性のチカラ
ワーク・ライフ・バランスを実現しながら、働き続けられる環境づくりとともに当行における女性活躍推進に向けた取り組みは着実に前進しており、外部からも高い評価をいただいています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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管理職数 | 937人 | 948人 | 968人 |
うち女性 | 149人 | 159人 | 189人 |
女性割合 | 15.9% | 16.8% | 19.5% |
(3月末基準)
女性活躍推進法にもとづく行動計画
女性活躍推進法にもとづく行動計画書はこちら
外部評価
女性活躍推進に向けた取り組みは外部からも高い評価をいただいています。
プラチナくるみん
「プラチナくるみん」は「子育てサポート企業」として、厚生労働省の認定を受けた証です。富山県に本店を置く企業では、北陸銀行が2016年7月に初の認定となりました。
えるぼし(3段階目)
基準適合事業主として、厚生労働大臣より「えるぼし(3段階目)」の認定を受けました。「えるぼし」とは、女性の活躍推進に関して優良な取り組みを行った企業が受けられる認定です。
とやま女性活躍企業
企業の成長とウェルビーイングの実現に向けて、女性が活躍する企業として富山県より認定されました。
ふくい女性活躍推進企業プラス+
女性の採用・育成・ワークライフバランス・登用などに積極的に取り組む企業として福井県より認証・登録されました。
いしかわ男女共同参画推進宣言企業「女性活躍加速化クラス」
男女共同参画推進の具体的な取組を宣言する企業として、石川県より認定されました。数値目標を設定要件とする「女性活躍加速化クラス」となっています。
●キャリア開発・ライフスタイルにあわせた働き方をサポート
チャレンジジョブ制度
行員各自の能力・知識を得意分野で発揮する機会を提供し、自発的・意欲的なキャリア形成をサポートする制度です。
募集業務は多岐にわたり、この制度を利用し自身のキャリアを広げて働く行員は多数います。
キャリアアップ制度
ライフステージに応じてステップアップできる制度として、意欲溢れる多くの女性が上位職に登用されキャリアアップを図っています。
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コース転換
上位コースへの変更や転居を伴う転勤要件のないコースへの変更など、キャリアアップ・ライフスタイルに対する価値観の多様性に対応できるようコース転換制度を設けています。
異業種交流会”輝くコスモスプロジェクト”
2016年12月、北陸銀行、インテック、北陸電力の3社で、他社との交流を通して自身のキャリア形成や働き方を考え、スキルやモチベーションアップに繋げることを目的に異業種交流会「輝く!COSMOS project」を発足し、定期的な活動を開催しています。
●障がい者の雇用促進
活躍領域をさまざまな分野に拡大する取り組みを行っていきます。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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雇用者数 | 58人 | 59人 | 58人 |
雇用率 | 2.17% | 2.36% | 2.39% |
(3月末基準)
●ワークライフバランスの推進
Work & Life MAP
各種支援制度
働きやすさと働きがいを実現。仕事とプライベートの両立や自らが 望むキャリアの実現に向けて制度を活用しながら、自分らしく働くことができます。
ライフイベント | 制度 | |
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結婚 | 結婚休暇 | |
勤務地変更、アルムナイ採用制度 | ||
出産 育児休業 |
産前産後休暇 | |
育児休業 子が3歳になるまで |
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復帰・子育て | 育児短時間勤務制度 子が小学校4年生になるまで |
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育児時差出勤制度 子が小学校4年生になるまで |
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子の看護休暇 子が中学生就学前まで |
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介護 | 介護休暇 | |
介護休業 | ||
介護短時間勤務制度 | ||
介護時差出勤制度 | ||
再雇用 | 継続雇用制度 (シニア行員制度) |
各種休暇制度
「よく働き、しっかりと休む」文化の定着へ。プライベートの充実と心身のリフレッシュを促す休暇制度です。
1週間休暇 | 連続1週間 年次有給休暇5日+土日 |
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ジョイフル休暇 | 年次有給休暇5日 |
アニバーサリー休暇 | 年次有給休暇1日 子どもの学校行事、結婚記念日、誕生日等に取得できます。 |
リフレッシュ休暇 | 1週間休暇を含む連続2週間
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健康休暇 | 年次有給休暇3日
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積立休暇 | 失効した年次有給休暇を最大60日まで積立
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時差出勤制度
お客さまのニーズや業務内容に応じた弾力的な労働を可能とし、ワークライフバランスを踏まえた柔軟な勤務態様を実現しています。
業務上 |
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通勤対策上 |
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その他 |
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働き方改革の取り組み
Better Work,Better Life宣言
『働きやすい職場環境の整備により、仕事と家庭生活の両立をサポートする』ことで、「次世代育成支援」と「ワーク・ライフ・バランス推進」を実現するとの決意表明です。
Better Work、Better Lifeの2つの『B』をモチーフとしたイメージマークにより、宣言の趣旨の浸透を図っていくものです。
創出した余力を自己の成長、生活の充実につなげる仕組みづくりを進めています。
生産性UP運動
- 退行目標時刻設定
- 朝型勤務へのシフト
- 本部各部署の夜8時以降の勤務を原則禁止
内容 | 基準 | 目標 |
---|---|---|
スマワク月間 | 実施月の「部店別一人当たりの平均時間外」 | 前年および店質別時間外上限を基準に自主設定 |
スマワク週間 | 生産性向上に繋がる取組を推進する週間 取組期間中の「5営業日」を設定 ※分割設定も可 |
退行時刻は職場毎に自由に策定 |
スマワク日 | 取組月の全水曜日の「最終退行時刻」 ※最終週を除く |
定時退行 |
2018年度「富山県働き方改革推進企業」として表彰されました。
イクボス宣言
富山県内部店長が「イクボス宣言」
「職員一人ひとりがいきいきと働き、活躍できるような職場環境と風土づくり」の一環として、2016年2月24日、富山県民会館において、頭取をはじめ、富山県内支店長、本部部長、関連会社社長ほか 約100名が参加し、「北陸銀行イクボスセミナー」を開催しました。 当日は、「イクボス」の名付け親であるNPO法人ファザーリング・ジャパンによる「イクボスのすすめ」 と題した講演が行われ、セミナー終了後には、石井富山県知事を立会人として、頭取が参加者全員を代表 して宣言内容を読み上げ、富山県下民間企業第一号の「イクボス宣言」となりました。
健康経営
<健康経営宣言>
健康経営推進のため、2017年8月に頭取より「健康経営宣言」をしました。
北陸銀行では、従業員の心身の健康保持・増進は将来の発展を支える基盤と考え、会社と健康保険組合・産業医・職員組合が一体となって、従業員およびその家族の心と身体の健康保持・増進に向けた取り組みを積極的にサポートします。また、健全な金融サービスの提供等を通じて、健康で活気に満ちた地域づくりにも貢献してまいります。
2017年8月
<健康経営優良法人の認定>
当行は、健康経営の取組の成果として、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定され、7年連続認定となりました。
※名刺にロゴマークを印刷し、健康経営優良法人制度や当社の健康経営への取り組みをPRしています。
<健康経営推進のための推進体制>
頭取を健康管理責任者とし、銀行・産業医・健康保険組合・職員組合そして従業員が一体となって、健康管理事業推進委員会や労働時間管理・ワークライフバランスに関する専門委員会を通して、健康課題の共有およびその解決に向けた取り組み施策の検討・推進に取り組んでおります。
<健康経営戦略マップ>
健康経営への取り組みにかかる「戦略マップ」を策定し、経営課題の解決につながる健康課題や、健康保持・増進に関する取り組みなどを「見える化」することで、健康経営をより継続的かつ効果的に実施してまいります。
戦略マップはこちら
<北陸銀行の健康課題>
従業員の心身の健康保持・増進は将来の発展を支える基盤と考え、従来から疾病予防および重症化予防に取り組んでいますが、2021年度の健康スコアリングレポートでは、適正な生活習慣のうち、「運動」習慣が低位となる等、生活習慣の改善が課題となっています。
今後も健康に関する各種情報の提供やイベントの実施、働きがいを持って働き続けられる職場づくりなどを通じてこれまで以上に健康経営を実践してまいります。
<期待する効果>
定期健康診断および二次健康診断(精密検査)の受診率はもとより、2018年から定期健康診断を可視化した「カラダつうしんぼ」の発刊やウォーキングと生活習慣改善を目的とした「ほくほく健康マイレージ」アプリの導入など総合的に取り組んでまいりました。
その効果もあってか、生活習慣病でののべ入院者数が2016年度と比較し2021年は約2割減少しました。特定保健指導については、2021年度からWebによる特定保健指導も導入し勤務時間内で実施しております。また、2029年度までに実施率60%到達を目標としています。
今後も健康課題の解決に向けた目標を達成し、アブセンティーイズムやプレゼンティーイズムの改善、ワークエンゲージメントの向上を図り、目標値を掲げ、生産性や企業価値の向上を目指します。
健康経営に関する指標はこちら
<主な取組内容>
①職場の健康
- 産業保健スタッフによる職場巡回健康相談の実施
- 有給休暇取得促進、早帰りに向けた取り組みの実施
- 時差出勤・テレワーク等を活用した柔軟な働き方の推奨
- 健康増進や喫煙者減少に向けた取り組みの実施
②からだの健康
- 定期健康診断の完全実施と二次健康診断受診率の向上
- 特定保健指導の実施率向上
- 被保険者(配偶者)に対する人間ドック受診推奨
- 「健康力アップ大作戦(ウォーキングおよび生活改善キャンペーン)全行実施
- 体育奨励補助制度に基づく、職場従業員の健康保持・増進活動の推奨
- 女性の健康課題への取り組み
③こころの健康
- ストレスチェック結果に基づく、職場改善活動の実施
- 高ストレス者への産業医面談勧奨
- メンタルヘルスセミナーの実施
男性育休100%宣言・ベビーファースト運動への参画
職員一人ひとりの家庭のニーズに合わせた働き方を応援するため、「男性育休100%宣言」 やベビーファースト運動「わたしたちの活動宣言」をしています。子育て支援制度の拡充と取得推進に向けた周知啓蒙を図り、男女ともに子育てと仕事が両立し、いきいきと働きやすい、より生産性の高い職場を目指します。