北陸銀行

ローン

2021年00月00日

住宅ローン借入の手続き方法と審査で見られるポイントを紹介

住宅ローン借入の手続き方法と審査で見られるポイントを紹介

住宅ローンへ申込み、実際にお借入するまでには一般的に1カ月~2カ月ほどの期間がかかります。マイホームの購入を検討している方は、具体的な手続きの流れを確認しておきましょう。
この記事では、住宅ローン借入の流れや、審査の過程でチェックされるポイントなどを紹介します。

住宅ローン借入の流れを3ステップで紹介

実際に住宅ローンを利用する際の流れについて、ステップごとに紹介します。

住宅ローン借入の流れ

借入の相談をする

住宅ローン借入の際には、まず金融機関に相談することをおすすめします。住宅ローンは商品内容だけでなく、手続きに関しても、法務的な要素から多岐にわたります。また、金融機関ごとに適用金利や団体信用生命保険の内容が異なるため、複数の金融機関で相談してもよいでしょう。

相談の際には、疑問点や不明点があれば正確に伝えましょう。金融機関の担当者から、今後のライフプランなども考慮しながらアドバイスをもらえます。

審査を受ける

住宅ローンを申込む金融機関を決めたら、必要書類を準備して審査に申込みます。

事前審査

事前審査は複数の金融機関へ依頼するのが一般的です。申込む際の候補となる金融機関が複数あれば、それぞれへ事前審査を依頼しましょう。

金融機関によって違いがありますが、事前審査で必要となる主な書類は以下のとおりです。

  • ●本人確認書類
  • ●収入証明書類
  • ●購入する物件に関する資料
本審査

事前審査を経て、本審査を受けます。本審査では、事前審査よりも詳細な審査が行われます。本審査にあたって必要となる主な書類は、以下のとおりです。

  • ●本人確認書類
  • ●住民票
  • ●収入証明書類
  • ●実印
  • ●印鑑証明書
  • ●購入する物件に関する資料

必要書類の提出が遅れると審査が滞ってしまうため、必要書類をあらかじめ確認しておくと安心です。なお、本審査の結果が出るのは1~2週間程度です。

住宅ローンの契約を締結する

本審査に通過したら、住宅ローン契約を締結します。借入条件を確認し、内容を理解したうえで契約手続きを進めましょう。金融機関によっては、契約時に電子契約を利用できます。

契約締結後は、金融機関から指定した口座に借入金を入金してもらいます。入金されるタイミングは、住宅の引き渡し時が一般的です。

その後は、契約内容に基づいて返済しましょう。返済期間の途中で疑問や不安があれば、契約先の金融機関で相談できます。

住宅ローンの審査でチェックされるポイントは?

住宅ローンの審査でチェックされるポイントは?

住宅ローンは、金銭消費貸借契約に基づいて行われる取引です。金融機関側からすると、貸したお金が返ってこない「貸倒れ」を防ぐためにも、申込者がしっかりと返済できるかどうかをチェックします。

一般的に審査の過程では、以下のような要素を総合的に踏まえて審査しています。

  • 年収
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 雇用形態
  • 信用情報
  • 返済負担率
  • 申込時の年齢・完済時の年齢
  • 健康状態
  • 家族構成
  • 連帯保証の有無
  • 物件の担保評価

年収が高く、勤務先の規模が大きければ社会的信用を得やすいでしょう。勤続年数が長ければ、今後も安定した収入を得ながら昇任・昇給が期待できるため、返済能力が高く評価される可能性があります。

信用情報とは、これまでの金融サービスに関する利用履歴です。具体的には、過去のローン・クレジットカードの利用状況や返済状況が該当します。

もし過去にローンの返済やクレジットカード代金の支払いに遅れがあった記録があると、金融機関側からすると安心してお金を貸せません。

金融機関は、ローンの申込みを受けたら信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。そのため、住宅ローンの審査に通過するためには、日頃から健全に金融サービスを利用し信用を積むことが欠かせません。

また、申込時の年齢と完済時の年齢が低いほど、審査で有利になります。一般的に、若いほど病気やケガ、死亡のリスクが低いためです。

ただし、若い方は一般的に収入が少なく、返済能力が低いと評価されやすい傾向にあります。また、勤続年数も短いため、「若い=住宅ローンの審査に通る」という単純な話でもありません。

つまり、さまざまな要素を総合的に判断したうえで、審査結果は決まるのです。

住宅ローンを契約するときのポイント

家族構成に関しては、例えば、共働き世帯であれば世帯全体の返済能力が高いと評価される可能性があります。健康状態に関しても、今後安定した収入を得続けられるかどうかを評価するために、重要な項目といえるでしょう。

まとめ

住宅ローンの契約を締結してお金を借りるまでには、金融機関での相談や審査を受ける必要があります。審査の過程では、年収や勤務先などさまざまな要素から総合的に判断して、融資可否が決まります。

審査に通過するためには、信用情報を良好に保ったり、世帯収入を高めたりすることが効果的です。また、健康体を維持することが、高評価につながることもあります。

マイホームの購入を検討している方や、住宅ローンの手続きについて不明点や疑問点がある方は、お近くの金融機関で相談してみてください。ぜひ、北陸銀行(北海道銀行)のご利用をお待ちしております。